.inoファイルは外部エディタで編集しづらい
前回の投稿で,スケッチを複数のファイル(タブ)に分割して記述する方法を紹介しました. 前回紹介した方法でも,コンパイルに問題はありません. しかし,できれば.inoファイルは作成せず,.cppと.hファイルのみでコーディングしたいと考えました. Arduino IDEのエディタは使いづらいのでサクラエディタを使用しているのですが,デフォルト設定のサクラエディタでは,.inoファイルは.cppファイルのように色分け表示や自動インデントが行われないからです. そこで,.cppと.hファイルのみでスケッチを構成する方法について調べてみました.
スケッチには最低1つの.inoファイルが必要
Intel Galileo Arduino IDEのユーザですが,調査された方を発見しました.
上記Webページによると,各スケッチには,スケッチフォルダ名と同名の.inoファイルが必要であるとのことです. ただし,.inoファイルには何も記述されていなくても良いようです(ブランクのダミーファイル.) 上記Webページを例に,適当なスケッチをダミーの.inoファイル,.cppファイルおよび.hファイルの組み合わせに変更してみました.
.cppと.hファイルのみで記述する方法
概要
.inoファイルのみで記述されたサンプルスケッチを,ダミーの.inoファイル,.cppファイルおよび.hファイルの組み合わせによる記述に変更します. ソースコードは.cppファイルと.hファイルに記述するため,外部エディタを使用しても色分け表示や自動インデントの機能が使用できます. また,別の開発環境やマイコンへの移植性の改善も期待できます.
サンプルスケッチ
LED点滅回路用のサンプルスケッチ,led_test2.inoです.
サンプルスケッチの記述変更例
6つのファイルに分割して記述しました. まずはダミーファイル,led_test3.inoです.
ヘッダファイル,stdafx.hです.
setup()関数およびloop()関数を記述した,led_test3.cppです.
ヘッダファイル,led_test3.hです.
led_toggle()関数を記述した,led_toggle.cppです.
ヘッダファイル,led_toggle.hです.
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