時にはVGA出力端子が必要
私はモバイルノートPCとしてMacBook Airを使用していますが,不便な点の1つとして,VGA出力端子(ミニD-sub15ピン端子)が搭載されていないことが挙げられます.
薄いのでVGA出力端子を搭載する余地がありません.
既にDVI-DやHDMIの使用が一般化していますが,いまだにプレゼンテーションで液晶プロジェクタに接続するときはVGAだという人は多いのではないでしょうか.
私もその一人です.
また,余っているディスプレイを接続してデュアルディスプレイ環境を構築したりするときなど,まだまだ活躍する場面が根強く残っている印象を受けますね.
やはり,時にはVGA出力端子が必要だということになります.
Thunderbolt端子
現行のMac製品には,各種グラフィック出力の代替としてThunderbolt端子が搭載されています.
ThunderboltはintelやAppleが推進している,次世代の高速I/Oインタフェース規格です.
最近になって,Thunderbolt端子を搭載した外付けHDDなどが増えてきた印象ですが,まだまだ普及途上という感じです.
Thunderboltケーブル自体が一本4000円以上と高価なのも普及の障害になっている気がしますが,これについては来年以降に搭載チップ統合による低コスト化が実現される見込みとのことです.
さて,Thunderbolt端子はMini-DisplayPortと互換性があります.
ですので,市販されているMini-DisplayPort - VGAアダプタを使用すれば,MacからVGA出力が可能です.
同様に,Mini-DisplayPortからDVI-DやHDMIに変換するアダプタもあります.
純正にこだわなければ割と安い
Thunderbolt端子(Mini-DisplayPort)からVGA出力端子に変換するアダプタは,Apple他から数種類発売されています.
Appleの純正製品は3400円前後ですが,これに対して,PLANEXの同等品はヨドバシカメラで1510円でした.
半額以下です.純正にこだわらなければ,お手頃価格で購入することができます.
PLANEX Mini-Displayport - VGA端子変換アダプタ PL-MDPVG02
製品紹介 |
プラネックス (2011-06-30) 売り上げランキング: 464
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私は上記製品を購入しました.
製品パッケージは大変シンプルで,製品本体のほか,説明書と保証書が吊り下げ袋に入って陳列されていました.
結局ゴミになるだけのブリスターパックなどがないのは良いですね.
使用方法も簡単で,VGA出力端子側に液晶ディスプレイや液晶プロジェクタを接続し,MacのThunderbolt端子に接続するだけです.
Mac OS上はもちろん,Boot Camp + Windows 7上でも使用可能です.
自動的にMacが認識しますが,必要に応じて解像度調整が必要です.
私は,以下の環境で動作確認を行いました.
- MacBook Air(Mid 2011) -> PL-MDPVG02 -> 三菱電機 RDT1712VM
* MacOS LionとBoot Camp + Windows 7
- MacBook Air(Mid 2011) -> PL-MDPVG02 -> ナナオ FlexScan L680
* MacOS LionとBoot Camp + Windows 7
- iMac(Mid 2010) -> PL-MDPVG02 -> ナナオ FlexScan L680