2013/05/14

Google ChromeでPDF閲覧にAdobe Readerを使用する

Google Chromeには「Chrome PDF Viewer」というPDF閲覧用のプラグインが搭載されていますが,これを使用してWeb上のPDFファイルを開くと正常に表示されない場合が稀にあります.本記事では,一般的なPDF閲覧ソフトウェア(PDFビューア)である「Adobe Reader」を使用して,Chromeタブ上でPDFファイルを開く方法を解説します.

また,従来からGoogle ChromeとAdobe Readerの組み合わせでPDFファイルを開いている場合に,「Adobe Readerを実行するにはユーザーの許可が必要です。」と警告表示が出て1クリックでPDFファイルが開けない場合も,下記手順に従えば解消できると思います.

1. Adobe Readerを最新版にアップデートする

本記事作成現在,Adobe Readerの最新版は「Adobe Reader XI (11.0.02)」です.これ以前のバージョンを使用している場合は,最新版にアップデートしましょう.「アップデートすると動作が遅くなりそう」などと言って敬遠される方もいますが,セキュリティ上の脆弱性などに対応する上でアップデートは重要です.なお,インストールされているバージョンは,[ヘルプ] - [Adobe Readerについて]で確認できます.Adobe Readerのインストール方法は,Adobe Readerのダウンロードページに解説が表示されますので確認してください.

2. Chrome PDF Viewerプラグインを無効にする

URL入力・キーワード検索欄に「chrome://plugins」と入力して下記の「プラグイン」ページにアクセスします.プラグイン一覧から「Chrome PDF Viewer」を探し,「無効にする」をクリックして無効化します.


Google Chromeの設定
3. Adobe Readerプラグインを設定する

同様に,「プラグイン」ページのプラグイン一覧から「Adobe Reader」を探し,有効になっていない場合は「有効にする」をクリックして有効化します.最後に,「常に許可する」のチェックボックスにチェックを入れます.Google ChromeでWeb上のPDFファイルを開く際に「Adobe Readerを実行するにはユーザーの許可が必要です。」と表示される場合は,このチェックが入っているかどうか確認してください.

これで設定完了です.Webページ上のPDFファイルがAdobe Readerで開くようになったと思います.

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