2012/09/30

docomo ケータイ補償 お届けサービスを解約しました

早いもので,携帯電話をSC-02Cに変更して1年が経過しました. 購入当時のAndroidのバージョンは2.3でしたが,アップデートを繰り返して現在は4.0です. 特に不満もなく使用しているのですが,やはり新しい製品には心が惹かれますね. KDDIやSoftBankでもLTEのサービスが開始されたことですし,1年後には他社乗り換えも視野に入れておきたいところです.

さて,購入後1年というちょうど良い機会なので,ケータイ補償 お届けサービスを解約しました. ケータイ補償 お届けサービスについては,下記リンク先をご一読ください.

新規契約や機種変更の際に,任意加入のオプションサービスとして勧められるサービスの1つです. 私は携帯電話を水没させてしまった経験があるので加入していたのですが,1年経過したので解約することにしました. この1年でスマートフォン事情も変化しましたし,補償対応時の負担金を払うことを考えると,買い替えを考えても良い頃合と言えなくもないからです. 月々399円もかかりますしね.

解約方法

解約に際して不便なのは,My docomo上で解約手続きができないことですね. 今回は携帯電話から「151」に電話をかけて解約手続きを行いました. 近くにドコモショップがないので…. だいたい以下のようなフローで解約手続きが進みます.所要時間は3分程度です.

  1. 携帯電話から「151」に電話する
  2. 自動音声にしたがって番号を入力する.「0」を入力するとオペレータに転送される
  3. 解約の意思をオペレータに伝え,携帯電話番号と氏名を口頭で伝える
  4. もう一度自動音声に切り替わるので,契約時に設定した暗証番号を入力する
  5. 再度オペレータに切り替わり,最終意思確認と注意事項の話が一通りあって終了
製品紹介
2012/09/25

秋月電子通商のテスタを修理・改造

私は,秋月電子通商で販売されているポケット・デジタルマルチメータ(テスタ) P-10を使用しています. 1000円という低価格の製品であるにも関わらず,多機能で,一般的な電子回路製作で困ることはありません.

ただ一つ難点なのは,故障しやすいということだと感じています. 特に多いのがテスタリードの断線です. 本製品のテスタリードは本体に直結されており,本体の中にテスタリードを収納できるようになっているのですが,繰り返しテスタリードを出し入れしていると,断線することがあります. 私の周囲でも,何人かの友人が経験しています.

私のテスタも,テスタリードが断線して使用できなくなりました. 他の製品に買い換えようかと考えましたが,欲しくなる機種は高価で,コストパフォーマンス面でP-10に勝るものがないという結論に至りました. しかし,P-10をもう一度買うというのも気が乗らなかったので,断線したP-10を修理・改造してみることにしました.

修理・改造後のP-10

修理・改造前と作業中の写真がないため,作業完了後の写真になります. 修理に際して故障箇所を確認したところ,電池ボックスの端子の劣化・折損が起きていることも判明しました.


修理・改造後のP-10

電池ボックスの端子はゼムグリップから自作して交換し,テスタリードは市販品に置き換えてみました.

テスタリードを端子接続式に変更しています. 元々はテスタリードの収納スペースだったところに穴を開け,端子を取り付けました. これで断線の可能性が軽減されるはずです.


テスタリードの換装

新しいテスタリードは先端が取り外し可能で,数種類から選択できるものです. このテスタリードのセットは,大阪日本橋のデジットに売っていたものです.当時,確か480円でした.

誰かの参考になれば幸いです.


テスタリードのセット
2012/09/24

京阪5000系 40周年記念ヘッドマーク

HDDを整理していると,2年前に撮影した写真が出てきました.京阪5000系が40周年記念ヘッドマークを掲出して走行していた時の写真です.2010年12月に撮影したものですね.

折角なので,ここに掲載しておきます.

京阪5000系(旧塗装) 40周年記念ヘッドマーク 関目駅

京阪5000系(新塗装) 40周年記念ヘッドマーク 関目駅

京阪5000系(新塗装) 40周年記念ヘッドマーク 守口市駅
細密イラストで見る京阪電車 車両の100年 (NEKO MOOK 1472)

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2012/09/20

FPGA入門 - Terasic DE0+FTDI FT232RLでシリアル通信(UART)

前回の記事では,Terasic DE0上のRS-232 Serial Portと自作シリアルケーブルによってシリアル通信を実現しました. しかし,RS-232準拠のシリアル通信に使用するD-sub9端子(COMポート)は既にレガシーインタフェースであり,PCに標準搭載されることも稀となっています.

この代替として使用されるのがUSB-シリアル変換ケーブルやUSB-シリアル変換モジュールです. これらのデバイスはPCに仮想的なCOMポートとして認識され,アプリケーションからは従来のシリアル通信と同様に制御することができます. 前者のUSB-シリアル変換ケーブルを使えば,シリアルケーブルやデバイスのD-sub9端子をPCのUSB端子に接続できます. USB-シリアル変換ケーブルは家電量販店でも販売されており,入手は簡単です. 後者のUSB-シリアル変換モジュールはマイコンなどから直接入出力可能な5.0Vや3.3Vなどの信号電圧に対応しているものが多く,自作電子回路などで仮想COMポートを使用したシリアル通信を実装したいときに便利です. 各社からさまざまな製品が発売されており,電子部品店などで入手できます.

DE0のGPIOの電源電圧(VCCIO)は3.3Vです. 今回はUSB-シリアル変換モジュールを用いてシリアル通信を実装してみました.

USB-シリアル変換モジュール

USB-シリアル変換モジュールに採用されているICは2種類に大別できると思います. 1つはFTDI社のFT232シリーズで,もう1つはSilicon Laboratories社のCP210Xシリーズです. どちらも基本的な機能は同様ですので,細かな仕様の違いのほか,モジュールの寸法,各コネクタ形状や価格などを総合的に比較して製品を選択すると良いでしょう. DE0と接続する場合,3.3Vの信号電圧に対応している必要があります.

私は,Strawberry Linux社から発売されているUSB-シリアル変換モジュール FT232RXを採用しました. このモジュールにはFTDI社のFT232RLが搭載されています.

下の写真は,モジュールのキットを組み立てた状態です. キットにはICと周辺部品が実装済みのプリント基板,USB Type-B端子および2x10ピンヘッダが付属しています. これらをはんだ付けすることで,モジュールが完成します. ここでは,VCCIOの電圧を簡単に切り替えできるように1x3ピンヘッダとジャンパを別途取り付けています. これらの部品がなくても動作しますが,後々他の回路で使いまわす可能性があるなら実装しておいて損はないと思います.


Strawberry Linux社 USB-シリアル変換モジュール FT232RX
DE0と接続する
USB-シリアル変換モジュールを用意したら,後は簡単です. フロー制御を行わず,モジュールへの電源供給にUSBバスパワーを使用する場合は,RXD,TXDおよびGNDの合計3本の信号線のみ結線すればOKです. RXDとTXDはGPIOの適当な入出力端子にアサインします.

これで,PCがD-sub9端子を搭載していない場合でも,UARTによるシリアル通信を仮想COMポートを使用して実現することができます.


DE0とFT232RX