私は,秋月電子通商で販売されているポケット・デジタルマルチメータ(テスタ) P-10を使用しています. 1000円という低価格の製品であるにも関わらず,多機能で,一般的な電子回路製作で困ることはありません.
ただ一つ難点なのは,故障しやすいということだと感じています. 特に多いのがテスタリードの断線です. 本製品のテスタリードは本体に直結されており,本体の中にテスタリードを収納できるようになっているのですが,繰り返しテスタリードを出し入れしていると,断線することがあります. 私の周囲でも,何人かの友人が経験しています.
私のテスタも,テスタリードが断線して使用できなくなりました. 他の製品に買い換えようかと考えましたが,欲しくなる機種は高価で,コストパフォーマンス面でP-10に勝るものがないという結論に至りました. しかし,P-10をもう一度買うというのも気が乗らなかったので,断線したP-10を修理・改造してみることにしました.
修理・改造後のP-10
修理・改造前と作業中の写真がないため,作業完了後の写真になります. 修理に際して故障箇所を確認したところ,電池ボックスの端子の劣化・折損が起きていることも判明しました.
電池ボックスの端子はゼムグリップから自作して交換し,テスタリードは市販品に置き換えてみました.
テスタリードを端子接続式に変更しています. 元々はテスタリードの収納スペースだったところに穴を開け,端子を取り付けました. これで断線の可能性が軽減されるはずです.
新しいテスタリードは先端が取り外し可能で,数種類から選択できるものです.
このテスタリードのセットは,大阪日本橋のデジットに売っていたものです.当時,確か480円でした.
誰かの参考になれば幸いです.
こんばんわ。ぴよです。
返信削除私のP-10も故障し、この記事を見て電池の電極が接点不良と判り、無事に修理出来ました。
ホント助かりました。有難う御座いました。
ぴよ さん,こんにちは.参考になったようで嬉しいです.
削除コメントをいただき,ありがとうございました.