2015/06/14

サクラエディタを黒背景の配色(Monokai風)にカスタマイズする - C/C++強調キーワードセット付き

Monokai for Sakura Editor

サクラエディタをMonokai風の配色するための色設定ファイルと,C/C++のソースコードをシンタックスハイライト表示するためのキーワード設定ファイルを作成してみました. GitHubにて公開しています.


Monokai for Sakura Editor
設定方法
C/C++
  1. 設定ファイルを準備する
  2. 下記リンクからGitHubに移動し,右側の「Download ZIP」からZIPファイルをダウンロードしてください. ダウンロード後,任意のフォルダでZIPファイルを解凍してください.

  3. タイプ別設定一覧を表示する
  4. サクラエディタを起動し,「設定」-「タイプ別設定一覧」を開きます.


    タイプ別設定一覧
  5. 設定ファイルをインポートする
  6. タイプ別設定一覧ウィンドウで「C/C++」を選択し,「インポート」をクリックします. ファイルを開くためのウィンドウが表示されるので,ZIPファイルを解凍してできたフォルダから,「cpp_monokai\cpp_monokai.ini」を開きます.

    「インポート確認」ウィンドウが表示されるので,「読込先:」を「C/C++」にして「OK」をクリックします.


    インポート確認
  7. 完了
  8. 「ファイルをインポートしました。」と表示されれば完了です. キーワード設定ファイルも同時にインポートされます.


    ファイルをインポートしました。
C/C++以外
  1. 設定ファイルを準備する
  2. 下記リンクからGitHubに移動し,右側の「Download ZIP」からZIPファイルをダウンロードしてください. ダウンロード後,任意のフォルダでZIPファイルを解凍してください.

  3. タイプ別設定を開く
  4. 配色をMonokai風にカスタマイズしたいタイプ(拡張子)のファイルをサクラエディタで表示した状態で,「設定」-「タイプ別設定」を開きます. または,タイプ別設定一覧ウィンドウでファイルタイプを選択した状態で「設定変更」を開きます.

  5. 色設定ファイルをインポートする
  6. タイプ別設定ウィンドウの「カラー」タブを表示し,「インポート」を開きます. ファイルを開くためのウィンドウが表示されるので,ZIPファイルを解凍してできたフォルダから,「monokai.col」を開きます. これで設定は完了です.


    タイプ別設定
製品紹介
2015/06/11

EV3RTでBluetoothを使用する

EV3RT + Bluetooth

EV3RTのBluetooth機能について色々と試行してみたことをメモしておきます. EV3RTとは,リアルタイムOSである​TOPPERS/HRP2カーネルをベースとした,Mindstorms EV3用の開発プラットフォームです.

デバイス名とPINコードの変更

公式ページなどに説明があります.

Windows PCとのBluetooth接続

公式ページに説明があります.

Bluetoothデバイス内蔵のPCかBluetoothドングルのほか,Bluetooth通信の基本処理を行うためのドライバ(プロトコルスタック)が必要です. どうやら,Bluetoothドングル,ドライバやOSによって接続できない場合があるようです(相性問題). 接続安定性に定評がある(…?),東芝のBluetoothスタックは下記ページから入手できます(30日間の評価バージョン).

手元の環境でテストしてみた結果,幸いにも接続不可になることはありませんでした. 公式ページと同様にまとめておきます.

メーカー 製品型番 ドライバ Windows 8.1 64bit
Abe UB22S Microsoft標準ドライバ
TOSHIBA Bluetooth Stack
iBUFFALO BSHSBD04BK Microsoft標準ドライバ
TOSHIBA Bluetooth Stack
PLANEX BT-Micro3E1X Microsoft標準ドライバ
TOSHIBA Bluetooth Stack
動的ローディング形式バイナリファイルのアップロード

Tera TermのZMODEM転送機能でアプリケーションのバイナリファイルをアップロードすることができます. NXTのようにUSBケーブルを抜き差ししたり,microSDHCカードを抜き差ししたりする必要がありません. 便利ですね.

Bluetooth通信機能

Bluetooth SPPによるシリアル通信を実装することができます.

製品紹介
iBUFFALO Bluetooth USBアダプター 3.0+EDR対応 class2 ブラック BSHSBD04BK
バッファロー (2010-09-29)
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Logicool MX620のチャタリングを修理

Logicool MX620が故障…

使用開始から6年目に突入した無線マウス Logicool MX620ですが,左クリックの調子が悪くなってしまいました. 左クリックを認識しなかったり,シングルクリックがダブルクリックになってしまったりとイライラします. 所謂「チャタリング」と呼ばれる現象です.

故障してしまいましたが,愛用のマウスなので修理してみることにしました. …お気に入りの「高速スクロール機能」を備えるマウスとなると製品が限られ,買い替え費用が結構な出費になるという理由も大きいです.

修理記録
マウスの分解

乾電池を取り外して,4箇所のゴム足を全て剥がし,ネジを外します(赤矢印). このネジを外すためには,T6の星型ドライバが必要です.


マウスの裏側
製品紹介

4箇所のネジを外すと,上側と下側(プリント基板やホイール機構が固定されたベース)の2つに分解できます. ここで,電池ボックスのリード線付き金属端子を電池ボックスから引き抜いた後,電池ボックスをホイール機構側にスライドさせて取り外します. 私の場合,プラス極側の金属端子の引き抜きが難しかったため,半田ごてを当ててリード線のみを取り外しました. また,電池ボックスをスライドさせる際,青矢印で示したラベルの固定部が引っ掛かりやすいので注意してください.

電池ボックスを取り外したら,レーザーセンサのフレキシブルケーブルを取り外した後,赤矢印で示した4箇所のネジを外します.


マウス内部

これで分解は完了です. 上下に分解したうちの下側は,プリント基板,ホイール機構,電池ボックスおよびベースの4つに分解しました.


マウスの構成部品
マイクロスイッチの交換

交換対象の左クリック用マイクロスイッチは青矢印で示した部品です. 今回は,左右のクリック感の統一と故障予防の観点から,右クリック用マイクロスイッチも交換します.

余談ですが,プリント基板の裏面にはAtmelのATmega168が実装されていました.


交換対象の左クリック用マイクロスイッチ

準備した交換用マイクロスイッチは,オムロン D2F-01Fです. ピン互換ですが,押下感や押下音は異なります. こればかりは仕方がないです.


取り外したマイクロスイッチ(左)と交換用マイクロスイッチ(右)
製品紹介

交換後のプリント基板裏面です. マイクロスイッチを取り外す際にランドが剥離してしまったので,すずメッキ線で配線しています.


交換後のプリント基板裏面

交換完了
リード線の交換

電池ボックスとプリント基板との間を結ぶリード線のハンダ付け状態が悪かったため,ついでに交換しました. これで部品交換は完了です. あとは,分解した際とは逆順に組み立てればOKです. ホイール機構に付着していたグリスは一度拭き取り,タミヤ セラグリスHGを少量塗布しておきました. また,ゴム足は両面テープを貼り直して復元しました.


交換後の電池ボックスのリード線

フレキシブルケーブルの挿入,ホイール機構の取り付け
製品紹介
Logicool ロジクール ワイヤレスマラソンマウス M705t
ロジクール (2013-08-02)
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