2015/03/29

TEMPとChromeキャッシュ用のRAMディスクを構築(Windows 8.1)

デスクトップPCを組み換え,システムディスクとしてSSDを導入しました. これに伴い,SSDの書込み回数を低減するため,一時ファイルを格納するためのRAMディスクを構築しました. ここでは,「SoftPerfect RAM Disk」を使用したRAMディスク構築方法と,WindowsのTEMPフォルダとChromeのキャッシュフォルダの設定変更方法をメモしておきます.

SoftPerfect RAM Disk
インストール

RAMディスク構築ソフトウェアとしてはSoftPerfect RAM Diskを使用しました.

Windows Windows 8.1 Pro 64bit
SoftPerfect RAM Disk SoftPerfect RAM Disk 3.4.6

下記Webページからダウンロードし,インストーラに従ってインストールを行いました.

RAMディスクの設定

SoftPerfect RAM Diskを起動し,メニューバーから「RAMディスク」-「起動時にマウントされるRAMディスクの追加」をクリックしました.


SoftPerfect RAM Disk

「RAMディスクの追加/編集」ウィンドウが開きました. 「ディスク情報」-「容量」で,RAMディスクの容量を設定しました. 私のPCは16384MB (16GB)のRAMを搭載しているので,そのうちの2048MB (2GB)をRAMディスクとして使用することにしました. この設定は,後で変更することが可能です.

「マウントオプション」-「ドライブ名」でドライブ文字を設定しました. 私は「Z:」にしました.

「ファイルシステムオプション」-「ファイルシステム」は,「NTFS」に設定しました. 「フォルダの作成」のテキストボックスに「Chrome」と「Temp」を追加しました. 「Chrome」はChromeのキャッシュフォルダ,「Temp」はWindowsのTEMPフォルダとして使用します.


RAMディスクの追加/編集

「RAMディスクの追加/編集」ウィンドウ右下の「高度な設定」をクリックし,「高度なディスクプロパティの設定」ウィンドウを開きました. 「ディスク識別」-「ボリュームラベル」に,RAMディスクのボリュームラベルを入力しました. 私は「RAM Disk」としました. 「OK」で開いたウィンドウを閉じると,RAMディスクが追加されます. この時点で,エクスプローラの「デバイスとドライブ」に「RAM Disk (Z:)」が表示されると思います.


高度なディスクプロパティの設定

SoftPerfect RAM Disk
Windows TEMPフォルダの設定

SoftPerfect RAM Disk上で設定可能です. メニューバーの「ツール」-「WindowsTEMPフォルダの設定」を開き,テキストボックスにフォルダのパスを入力しました.


Windows テンポラリフォルダ
Chromeのキャッシュフォルダの設定
既存キャッシュフォルダの削除

Chromeを終了し,下記パスにあるキャッシュフォルダ「Cache」を削除しました. アカウント名は,各自のWindowsのアカウント名に置き換えてください.

  • C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default
シンボリックリンクの作成

RAMディスク上のフォルダへのシンボリックリンクを作成しました. コマンドプロンプトを管理者として実行し,下記コマンドを実行しました. アカウント名は,各自のWindowsのアカウント名に置き換えてください.

  • mklink /d "C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "Z:\Chrome"

以上で,RAMディスクの構築と設定は完了です.

製品紹介

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