ZYNQ開発,始めます
はじめに
FPGA SoCを使用した組込み開発の勉強をしようと思い,ZYBOに手を伸ばすことにしました. FPGA評価ボードとしては安価ですが,現在の私からすると完全に宝の持ち腐れです. 使いこなせるように,コツコツ頑張っていきたいと思います….
ZYBOを選んだ理由
FPGA SoCとしては,XilinxのZYNQのほか,AlteraのCyclone V SoCが代表的なデバイスとして挙げられます. これらのFPGA SoCを使用した評価ボードは各社から発売されていますが,私はZYNQの評価ボードの一種であるZYBOを購入しました.
ZYBOを選んだ理由は,日本語情報が入手しやすいこと,自作回路を接続しやすいことの2点です. 既に,marsee氏の「FPGAの部屋」などで事例が紹介されているので,初心者の私にも参考になる情報が得やすいと考えました. また,ZYBOの入出力ピンはPmod準拠のピンソケットのため,自作回路を接続しやすそうだったことも大きな理由です. 2.54mmピッチなので,ハンダ付けも容易です. 他の購入候補としてはParallellaがありましたが,ParallellaのGPIOはピッチが細かく,自作回路の接続は簡単ではないと考えました. ハードウェア構成や製品コンセプトが異なるため単純には比較できませんが,ZYNQと自作回路を組み合わせて何かを作ろうと考えたとき,価格がお手頃で一番扱いやすそうなのがZYBOでした.
日本国内でも取扱店がいくつかありますが,他の電子部品と一括購入しやすかったので,私は秋月電子通商で購入しました.
開封
とてもコンパクトかつ,ペラペラで頼りない紙箱に入っています.
開封した様子です. ZYBO本体のみしか入っていません. ケーブル,説明書や保証書の類は一切入っていません.
同時に購入したもの / 購入したほうが良いもの
ZYBOは,付属品が一切ありません. 開発に必要で,手元にないものは同時に購入しておかねばなりません.
- microUSBケーブル 電源供給やデータのダウンロードに必須です. 私は,秋月電子通商で同時購入しました.
- HDMIケーブル 必須ではないかもしれませんが,デモを動作させるために必要です. もちろん,HDMI入力端子を備えたディスプレイがないといけません.
- ACアダプタ microUSBケーブルによる電源供給では不足する場合に,ACアダプタの接続が必要です. 出力がDC5V,DCジャックがφ2.1でセンタープラスのものであれば良いようです. 私は,手持ちの安定化電源から電源供給を行っています. デモを動作させるためにも必要ですので,必ず準備したほうが良さそうです.
- microSDHC すぐに必要にはなりませんが,組込みLinuxで遊ぶためには必要になりそうです. 記憶容量は8GB,Class10のものを購入しておきました.
動作確認
電源を入れるだけでデモが動作するようなので,動作確認をしました.microUSBケーブル,HDMIケーブルとACアダプタを接続して電源を入れると,ディスプレイに模様が描画されました.
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