2024/04/29

DSairLiteを購入しました

DSairLiteを購入しました

HOゲージ(16番)の車両も少し買ったので,この機会にDCCを始めてみようと思い立ちました. ホビーセンターカトーのD103 DCC基本セットを買ってみることも考えましたが高いので,X (Twitter)でよく見かけるDSairLiteを選びました.

DSairLiteにはKIT【上級者・電子工作ユーザー向け】完成品があり,KITの方が安く設定されています. 私は電子工作もしますし,KITでも表面実装部品やタクトスイッチは実装済みでしたのでKITを買いました.

DSairLiteの完成写真

組み立て

私が組み立て終えた後に公式から参考動画が公開されましたので,組み立て前に一度観ておくと良いと思います. 下記のDSairLite マニュアルのページにYouTube動画が掲載されています.

参考動画では先にDCジャックやフィーダコネクタをハンダ付けしていますが,私は先にRaspberry Pi Pico Wからハンダ付けしました. 表面実装部品なのでズレやすいため,付属のスペーサを仮付けして基板を水平にした上でRaspberry Pi Pico Wを先に実装したほうが作業しやすいと考えたからです. DCジャックやフィーダコネクタを先にハンダ付けしてしまうと,付属のスペーサでは基板を裏返した状態で水平にできなくなります. このあたりは,自己責任,お好みの手順で組み立てると良いと思います.

下の写真では,スペーサを四隅に仮付けして基板を水平にしています.また,Raspberry Pi Pico Wをマスキングテープで固定し,ハンダ付け中にズレないようにしています. スペーサとネジはプラスチックなので,誤ってハンダゴテを当てて溶かしてしまわないようにマスキングテープで適宜保護しておきます.

組み立て中のDSairLite

Raspberry Pi Pico Wをハンダ付けした後の写真です.フラックスクリーナー(サンハヤト FL-L15など)を使って掃除すると,ハンダ付け後の汚れが除去できて綺麗に仕上がります.

組み立て中のDSairLite

ファームウェアの書込み

Raspberry Pi Pico Wはブランクの状態なので,ファームウェア(バイナリ)を書き込む必要があります. バイナリ・簡単アップデートツール DSupdateが配布されているので,この作業も非常に簡単でした. 下記ページからダウンロード可能です.私はWindows 10 PCから20240412版を書き込みました. なお,DSairLiteとWindows PCを接続するためにMicro-B USBケーブルが必要です.KITには付属していないので汎用品を使用します.

ファームウェアの書き込みが終わると,ディスプレイに表示が現れます.

ACアダプタ

KITにはACアダプタが付属していませんので,別途調達が必要です. 私は手元にあった下記のいずれかを使用するようにしています.

番号 部品名 型番 数量 参考単価
- スイッチングACアダプタ Go Forward Enterprise Corp. GF18-US1215-T 1 1380円
- スイッチングACアダプタ XIAMEN UME ELECTRONICS CO.,LTD. AD-K120P100 1 800円

フィーダー線の作成

TOMIX D.C.フィーダーN用

純正の延長コードを切って使うこともできますが,今回は手元にある線材,ピンヘッダおよび熱収縮チューブで自作しました. 線材の先にピンヘッダをハンダ付けし,熱収縮チューブで絶縁をしました.

番号 部品名 型番 数量 参考単価
- ピンヘッダ 2.54mm 1×2 1 35円 (互換品)
DSairLiteとTOMIXの線路と接続するためのケーブル

KATO 走行用フィーダー用

こちらも純正の延長コードを切って使うこともできますが,今回は手元にある線材,コネクタおよび熱収縮チューブで自作しました. コネクタは純正相当品ではなく,日本圧着端子製造(日圧)のELコネクタを使用しています.純正の走行用フィーダーコネクターとも嵌合可能ですが,若干きつめのため,長期的にはあまりよろしくないかもしれません. 日圧のELコネクタは入手性が良いほか,手元に在庫があったため使用しました.

なお,コネクタを自分で取り付ける場合は,圧着工具が必要になります.

番号 部品名 型番 数量 参考単価
- コネクタ リセプタクルハウジング 日本圧着端子製造 ELR-02VF 1 22円
- コネクタ ピンコンタクト 日本圧着端子製造 LLM-41T-P1.3E 2 16円
DSairLiteとKATOの走行用フィーダーコネクターを接続するためのケーブル

ちなみに,純正相当品のコネクタはミネベアコネクト CL014シリーズのようです. 私は実際に購入してみたことはないですので,参考情報程度にご覧ください. パワーパック側は下記のとおりです.

番号 部品名 型番 数量 参考単価
- コネクタ Mハウジング ミネベアコネクト CL014-02M 1 15円
- コネクタ M端子 ミネベアコネクト 513511-2M-K 2 5.72円

線路側は下記のとおりです.

番号 部品名 型番 数量 参考単価
- コネクタ Fハウジング ミネベアコネクト CL014-02F 1 17円
- コネクタ F端子 ミネベアコネクト 513512-2M-K 2 5.72円

試運転

DSairLiteを組み立て終えた時点ではDCC対応車両がなかったので,アナログ運転モードで動作確認しました.これで出力系の回路も動作することが確認できます. タクトスイッチ類も一通り反応することを確認しておいたほうが良いでしょう.

DSairLiteのアナログ運転モード
2024/04/28

KATO HO ユニトラック製品一覧

製品情報Webページへのリンクのリスト

KATOのWebサイトのトップページからユニトラックの製品情報Webページに辿り着きづらいため,リンクのリストを作りました. なお,タタミ一畳分のサイズの幅1800mm x 奥行900mmに収まる省スペースな小判形エンドレスを組みたい場合は,下記の記事もご覧ください.

ユニトラック (木枕木)

ユニトラック ポイント

ユニトラック PC線路 (コンクリート枕木)

ユニトラック線路セット

フレキシブル線路・コルク道床・ジョイント道床

品番 品名 入数 販売店例
2-001 (HO)PCフレキシブル線路 900mm 1 -
2-099 (HO)ジョイント道床 2 Amazon.co.jp
6-010 (HO)コルク道床 900mm 1 -
2024/03/20

第9回池袋鉄道模型芸術祭のHNモジュール東京クラブブース

概要

3月16日は,池袋の東京芸術劇場で開催された第9回池袋鉄道模型芸術祭の見学に行ってきました. 2022年と2023年も行っているので,直近3年間は毎年見学しています. HNモジュール東京クラブのブースが興味深かったので,後で調べた内容をメモしておきます.私はクラブのメンバーではないので情報の正確性は保証できないためご注意ください.

HNモジュール東京クラブ

HNモジュール東京クラブは,HNモジュールという規格に準拠したモジュールレイアウトを持ち寄って楽しんでおられる方の団体の1つのようです. 公式のWebサイトは下記になるのでしょうか?検索するとメンバーの方のものと思われるWebサイトがいくつか見つかります. 鉄道模型芸術祭や夏の国際鉄道模型コンベンションでもよく見かける団体の印象です.

リバース線と転車台を組み込んだレイアウトの自動運転

以前から非DCCの自動運転をしているようで気になっていたのですが,今回はリバース線と転車台のモジュールレイアウトが追加されていて更に進化していました. HNモジュールはその特性上エンドレスループを構築するのが難しく往復運転になりそうなので,冒進しないように注意深く手動運転するか自動運転が必要な認識です. 両端にリバース線と転車台を取り付けたことで,機関車列車の単線運転の表現力が上がったようです.

私が見学した際は残念ながらタイミングが悪く,不具合があったのか転車台が取り外されて調整中でした. 実際に機関車列車が転車台で方向転換を行うシーンを見ることはできなかったのですが,YouTubeではそのシーンが紹介されていました.

自動運転用の機材

自動運転に使用している機材が気になったのですが,見た感じだと主には下記のATproのようでした.車両側を加工せずに,PC制御ができるもののようです. ATproで検索するともう1つWebサイトが出てきますが,おそらく下記が新しい公式のWebサイトだと思います.

列車の検知には反射型フォトインタラプタを使用しているようですね. 転車台や踏切の制御回路は自作してモジュールレイアウトの内部に組み込まれているようでした.それぞれの制御回路が上手く協調して一連の自動運転ができるようになっているようです.

HOゲージは,KATOのキハ110とEF81を試しに購入してみましたが,アパート暮らしだとなかなか走らせる機会がありません. 団体には所属していない個人ですが,休みの日に仮設しやすいモジュールレイアウトを作ってみるのも良いのかなと感じました.

2023/10/15

Logicool H340の交換用イヤーパッド

概要

Logicool H340を長年使用していますが,この製品のイヤーパッドは経年劣化でスポンジがボロボロになります.純正の交換用イヤーパッドは流通していませんので,汎用の代替品を探す必要があります.これまでに2種類の交換用イヤーパッドを購入しているので,備忘録がてら紹介します.

なお,Logicoolは日本以外ではLogitechの名称で展開しているため,関連製品を検索する際は合わせて確認すると良いです.

クッションタイプ

最近購入したものですので耐久性は不明ですが,フィット感は良好です. 純正のイヤーパッドと異なり,表面がスポンジではないクッションタイプとなっています. Logicool H340のスピーカーの直径は約50mmなのですが,スポンジと比較して伸縮性が低いと想定して,55mmサイズのものを選択しました. 実際に取り付けたときの経験からすると,50mmサイズも取り付け可能かもしれませんが結構苦労するのではないかと思います.

スポンジタイプ

純正のイヤーパッドに近いスポンジタイプです.スポンジが分厚いため,純正よりも心地良いと思います. ただ,純正のイヤーパッドと同じく経年劣化でボロボロになります.あくまで私の場合ですが,約3年でダメになりました.末期はスポンジのクズで耳が真っ黒になってしまいます.