2022/05/14

381系 国鉄色の特急「やくも」に乗ってきました

概要

3月に登場した381系の国鉄色で運行されている,特急「やくも」9号に乗ってきました. 伯備線の特急「やくも」で使用されている381系は,登場時の外観をほぼ維持している数少ない国鉄型の特急型電車です. しかし,2024年に新型車両が投入されることが発表されており,あと2年ほどで引退となります.

1973年に登場した381系は,日本初の量産型の振子式車両です.振子式の車両は,カーブ通過時に車両を傾けることでカーブを高速で通過することを可能にした車両で,各地の特急列車の速達化に貢献しました.かつては中央線の特急「しなの」,紀勢線の特急「くろしお」でも使用されていたため,見覚えがある方も多いのではないでしょうか.

国鉄民営化から30年を超え,国鉄型車両は残り僅かとなってきました.特急「やくも」に乗っているとEF64-1000,115系やキハ40系を見ることができますが,この景色もあと数年で見納めとなるでしょう.ちょうど5月10日には115系を置き換えるために投入される227系のデザインが発表されました. この機会に伯備線の沿線を訪れてみてはいかがでしょうか.

写真

381系 国鉄色 (岡山駅)

ホームに停車中の特急「やくも」9号です.

特急やくも9号 381系 国鉄色 クモハ381形
特急やくも9号 381系 国鉄色 クロ381形

381系 国鉄色 (出雲市駅)

出雲市駅に到着して降車した時点で,ヘッドマークは「回送」になっていました.

381系 国鉄色

381系 やくも色 (出雲市駅)

出雲市駅で撮影した特急「やくも」22号です.

特急やくも22号
特急やくも22号

運行情報

公式に発信されている情報を確認してください.

座席

大山と宍道湖はD席側です.下記のツイートに添付されている画像を参考に,JRおでかけネットで座席を指定して予約しました. 381系には,通風管があるためA席とD席がない列があります.下り列車の場合,このような列の1つ後方の列のA席またはD席は,足元が広く快適です.多くの場合,窓も視界を広くとることができる位置です.

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